12)優秀な連写機能
EOS Kiss X2の連写機能は約3.5コマ/秒。これはエントリ向け一眼レフでは最高レベルの数値です。中級向けだともっと高速連写機能を搭載したカメラが存在します。スポーツや列車などの撮影であれば連写機能を重視する必要がありますが、一般的な用途であれば3.5コマ/秒で十分だと思います。 連写するには、ボタンを押して表示されるメニューから連写アイコンを選択するだけ。あとは、シャッターを押し続ければ連写を行うことができます。ただし、電源をオフにしても、連写機能はオンのままなので再起動時には注意が必要です。 この連写機能、初めて使用したとき、すこしピント合わせが甘く、動いていく被写体をとらえきれていないように感じました。つまり、最初にピントを合わせ地点から被写体が動くと、ピントが合わなくなってしまうのです。 それでマニュアルを読んでみると、連写用にAIサーボAFというAF(オートフォーカス)設定が存在することに気づきました。 連写機能を使用する際には、AFモードをこのAIサーボAFにすることによって、動いている被写体に常にピントが合うようにすることが可能になります。ちなみに、EOS Kiss X2には、このAIサーボAFのほかに、ワンショットAFとAIフォーカスAFの合計3つのAFモードが存在します。 ワンショットAFは、止まっている被写体を撮影するときに使用します。シャッターボタンを押すと1回だけピント合わせを行います。AIフォーカスAFは、ワンショットAFとAIサーボAFのどちらを使用すべきか迷ったときに使用するモードです。被写体の動きに応じてワンショットAF、AIサーボAFのどちらかが自動的に選択されます。 ただ、AiサーボAFモードの場合、常にレンズ側でピント合わせを行うため、ジーコジーコと音がするので注意が必要です。
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