シャッター速度とは?
写真を撮影する際、カメラのシャッター幕が開いている時間のことです。
シャッター幕が開くことにより、その間だけ光が入ってきます。
シャッター速度は、1/1000、1/250、1/8秒などと示されます。
これは、1000分の1秒だけシャッターが開いていることを示します。
したがって、この値が小さければ小さいほど、カメラに入ってくる光の量が減ることになります。
シャッター速度の利用法
明るい環境で撮影する場合には、シャッター速度を速くします。
つまり、入ってくる光の量を極力少なくするわけですね。
高速でシャッターを切ることができるため、手ぶれが発生しにくくなります。
逆に暗い環境ではシャッター速度を遅くしてやる必要があります。
つまり、入ってくる光の量を多くするわけです。
長い間シャッターが開いた状態になるため、その間に手ぶれが発生する可能性が高くなります。
したがって、遅いシャッター速度で撮影する場合には、フラッシュなどの補助光を使用する、三脚などで動かないよう固定する、
感度を上げるなどの対策をとる必要があります。
動きのある写真を撮りたいときにはシャッター速度に注目
動きのある写真を撮影する場合には、シャッター速度に注目しましょう。
たとえば、川の流れを撮影したい場合、水が流れている様子を収めたければ、シャッター速度を遅くして、シャッターが開いている間に水を流してやる
必要があります。
自動的に露出を決定するフルオート撮影やプログラム撮影の場合、手ぶれを発生させないよう、できるだけ速いシャッター速度が選択される傾向にあります。
したがって、シャッター速度を優先して撮影する場合には、撮影モードをシャッター速度優先モードにしてやる必要があります。
このモードでは、自分が設定したいシャッター速度を決定すると、それに合った絞りが決定されます。ただし、適切な露出が得られず、露出オーバーやアンダーが発生することがあるので注意してください。
いろいろ設定を変えて、複数枚撮影するとよいでしょう。
次の写真は、絞り優先モードで撮影したものです。絞りを優先させたため、シャッター速度が速くなり、走っている車は止まっているように見えます。

次の写真は、シャッター速度優先モードで撮影したものですシャッター速度を遅くすることにより、車が走っている様子がよく表れています。
