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ソニーα7Sレビュー:暗い状況でも高感度撮影で明るく撮影できる!

ソニービルで開催されたソニーデジタルイメージング新商品体験会α7Sに触れることができたので、詳しくレポートしたいと思います。


α7Sは、ソニーのミラーレス一眼のハイエンドに位置づけられるα7シリーズの最新機種。α7シリーズは、ミラーレスとしては初めてフルサイズのセンサーを搭載。コンパクトでありながらも、高画質な写真を撮影することができるモデルとして、プロ/ハイアマチュアユーザーに人気があります。昨年α7とα7Rが同時に発売されましたが、今回新たにα7Sが発表になりました(ソニーミラーレス一覧はこちら)。α7シリーズのスペックを比較すると次のとおり。

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【ソニーα7シリーズの比較】

  α7 α7R α7S new!
  SONY デジタル一眼カメラ α7ズームレンズキット ILCE-7K/B SONY デジタル一眼カメラ α7R ボディ ILCE-7RR/B SONY デジタル一眼カメラ α7S ボディ
  ミラーレスカメラとしては初めてフルサイズのCMOSセンサーを搭載。軽くてコンパクトなボディで高画質な写真を撮影できます。

α7とα7Rの主な違いは搭載しているセンサー。α7Rは、35mmフルサイズ相当有効約3,640万画素の光学ローパスフィルターレスCMOSセンサーを採用。α7は光学ローパスフィルターを持つ35mmフルサイズ相当有効約2,430万画素のCMOSセンサーを採用しています

超高感度ISO 409600で撮影できるため、暗い環境でも明るく綺麗に撮影することが可能。しかも4K動画も撮影できます。
発売日 2013/11 2014/6
カラー ブラック ブラック ブラック
撮像素子 フルサイズ フルサイズ フルサイズ
センサー
有効画素数
2430万 3640万 1220万
画像処理エンジン BIONZ X BIONZ X BIONZ X
フォーカス検出方式 ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) コントラスト検出方式 コントラスト検出方式
フォーカスポイント 35mmフルサイズ時:117点(位相差検出方式)APS-Cサイズ時・99点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式) 25点(コントラスト検出方式) 25点(コントラスト検出方式)
連写速度 最高約2.5コマ/秒、

速度優先連続撮影時 最高約5コマ/秒

最高約1.5コマ/秒、

速度優先連続撮影時 最高約4コマ/秒

最高約2.5コマ/秒

速度優先連続撮影時 最高約5コマ/秒

液晶/ドット数 3型/92万ドット 3型/92万ドット 3型/92万ドット
可動式液晶 チルト式 チルト式 チルト式
ライブビュー
ファインダー
0.5型
235万ドット
視野率100%
倍率約0.71倍
0.5型
235万ドット
視野率100%
倍率約0.71倍
0.5型
235万ドット
内蔵
フラッシュ
- - -
動画撮影機能 フルHD
(1920×1080)
フルHD
(1920×1080)
フルHD
(1920×1080)
撮影可能枚数 270枚 270枚 270枚
WiFi
NFC
防塵防滴性能
使用メディア メモリースティック/SD メモリースティック/SD メモリースティック/SD
幅(mm) 126.9 126.9 126.9
高さ(mm) 94.4 94.4 94.4
奥行き(mm) 48.2 48.2 48.2
重量
(メモリ/バッテリを含む)
約474g 約465g 約489g
  レビュー
ソニー α7/α7Rレビュー
 
最安値をチェック! α7 α7R α7S

α7Sの大きな特徴の1つとして、超高感度で撮影しても、ノイズの少ない写真を撮影できる点が挙げられます。

常用ISO100-102400、拡張ISO50-409600という、これまでのカメラでは考えられなかった超高感度撮影が可能になるのです。この結果、暗い環境でも明るく撮影できます。百聞は一見にしかず、次の動画を見てもらえれば、その威力がわかると思います。

どうです?ISOを上げていくごとに、映像が明るくなっていくのがわかると思います。最後のISO409600では、あたかも昼間に撮影しているではないか、と錯覚するぐらい。すごいなあ。


ボディの寸法は、従来のα7シリーズと同じ。


チルト式液晶を搭載しています。


体験会の一角には、α7Sの高感度撮影を試すことのできるブースが用意されていました。


周りをカーテンで仕切ることで、暗闇の状況を作り出しています。


中では、かすかな照明で月明かりを再現しています。ぼくの持っていたコンデジではまったく撮影できず。上の写真はiPhone 5で撮影したものです。意外とiPhone 5は暗いところを撮影できるんですね。


手元が真っ黒な中、常用ISOの最大値である102400で撮影した画像が上の写真。すごく明るく撮影できているのがわかります。こうやって実際に撮影してみると、周りの環境と撮影した写真とのギャップを実感できますね。すごいぞα7S!


こちらはプロカメラマン中野耕志氏がα7Sで撮影した写真。

これ、夜に飛行機が着陸するシーンを切り取っているのです。この写真を撮影するには、高速シャッターを切る必要があるのですが、これまでのカメラではこのシャッター速度でこれほど精細感のある写真は撮影できなかったとのこと。α7Sの超高感度撮影で初めて可能になった写真です。

この写真ではわかりづらいのですが、飛行機の本体に、滑走路のライトが反射しています。こちらのα7Sギャラリーで、同じ画像がアップされているので是非確認してみてください。

またこちらのギャラリーには、同じシーンの動画もアップされています。α7Sでは4K動画を撮影可能(4K動画の記録には4K動画記録対応の外付けレコーダーが必要)。高感度撮影+4Kの組み合わせで、素晴らしい動画に仕上がっています。イベントでは、先ほどの写真の前にこの動画が流されたのですが、参加した皆さん、飛行機が姿を現したところで、「お~」と驚嘆の声を上げていました。カメラ愛好家が多かったので、この動画を撮影することの難しさをよく理解しているんでしょうね。


上の3枚の写真もα7Sで撮影した写真。暗くなってからも、高精細な写真が撮影できるのがわかります。中野氏は、「これまでは暗くなったら撮影を終了していたけど、α7Sがあれば夜も撮影できるので、いつ帰ったらいいかわからなくなる」とぼやいていました。

これまで撮影が難しかった暗い環境で、これだけ簡単に明るく撮影できるようになったということは、今回の飛行機のように、これまでは考えられなかったような写真/動画を撮影できる可能性が高くなります。なんかわくわくしますね~

*詳しくは製品ページ(α7S)も参照してください。

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