ソニーα6000レビュー:世界最速のAFはやはりすごい!!
発表になったばかりのα6000がCP+2014のソニーブースに展示されていたので、早速触ってきました。
α6000は、従来のソニーミラーレスシリーズNEX-6/NEX-7の後継モデルに位置づけられる、ミドルクラスカメラ。
少し前にエントリーモデルのα5000が発表されましたが、α5000の上位モデルに当たります。
各モデルのスペックを比較すると次のとおり。
α5000 | α6000 | NEX-6 | NEX-7 | |
軽量コンパクトなエントリーモデル 。女性を意識したピンクカラーも用意されています。 |
ファストハイブリッドAFを搭載しており、世界最速のAF(約0.06秒)を実現。有効約2430万画素で最高約11コマ/秒の高速連写機能を搭載したハイエンドカメラ。 | EVF搭載モデル。高い性能を確保しつつNEX-7よりも安い価格設定 | シリーズハイエンドモデル。有効2430万画素のセンサーを搭載しており、圧倒的な画質を実現。 | |
発売日 | 2014/2 | 2014/3 | 2012/12 | 2012/1 |
カラー | ブラック シルバー ホワイト ピンク |
シルバー ブラック |
ブラック | ブラック |
撮像素子 | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
センサー 画素数 |
2010万 | 2430万 | 1610万 | 2430万 |
液晶 | 3型 | 3型 | 3型 | 3型 |
可動式液晶 | チルト式 | チルト式 | チルト式 | チルト式 |
ライブビュー ファインダー |
- | ○ | ○ | ○ |
内蔵 フラッシュ |
○ | ○ | ○ | ○ |
WiFi | ○ | ○ | ○ | - |
重量(本体) | 約210g | 約285g | 約287g | 約291g |
レビュー |
レビュー |
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α6000の最大の特徴は、なんといっても世界最速(0.06秒)を実現したファストハイブリッドAF機能を搭載している点。 このAFを試してみたくて、ソニーブースに足を運んだのですが、実際ピント合わせしてみて、その凄さを実感できました。ほんと、瞬時にピタッと焦点が合う感じ。もたもた感がないので、ストレス無く撮影に没頭できます。これはすごい!!
距離に関係なく、近い被写体でも、遠い被写体でも、ピタッとピント合わせできるのはいいですね。こういうAFの速いカメラを触っていると、やはりAF機能はカメラで最も重要だな、と思ってしまいます。だって、どんな被写体であっても、ピタッと瞬時にピント合わせできるので、撮影していてもすごく楽しいんですよね。ちなみに動画撮影時でも、このファストハイブリッドAF機能を利用可能です。
隣で触っていた人が、ちょっと興奮気味に「これいいなあ。欲しいなあ」を連発していたのですが、その気持すごくわかります。ぼくも、CP+2014の会場で触ったカメラの中では、このα6000がピカイチでした。俄然、物欲がそそられます!
ミラーレスの弱点だった連写機能ですが、このα6000では、最高11コマ/秒のAF追従高速連写機能を搭載。スポーツ選手など、動きの速い被写体を撮影する場合に威力を発揮しそう。ぼくはわんこを飼っているのですが、この高速連写機能があれば、決定的瞬間を捉えられるかも!
撮像素子には、有効約2430万画素のAPS-Cサイズセンサーを搭載。一眼レフで搭載しているのと同じサイズのセンサーを搭載しています。さらに画像処理エンジンには、ソニーミラーレスの最上位モデルα7と同じ「BIONZ X」を搭載。圧倒的な高画質を実現します。
カラーリングはシルバーとブラックを用意。デザインは直線を貴重としたシンプルなスタイル。
こちらはブラック。精悍な感じがしますね。個人的には、シルバーの方が、メタリック感があって好きかな。
ブラックカラーの場合、全体がブラックですが、
シルバーの場合、グリップ部分はブラックのツートンカラーになります。
液晶は3型の92万ドット。非常に精細感が高く、綺麗な表示です。
左上にビューファインダー(EVF)を搭載。有機ELを搭載しており、非常に解像度が高いうえ、コントラストもしっかりしています。一昔前のEVFのような、もっさりした画像ではなく、すごく鮮明に表示されます。しかも視野が明るくて見やすい!
また目を近づけると自動的に液晶モニタからファインダーに表示が切りかわるシステムなので、ファインダーを使いたいときに、いちいち操作しなくてもいいのはいいですね。ファインダーを覗いて撮影して、すぐに画像を液晶モニタで撮影する、という動作をシームレスに行うことができます。
液晶はチルト式を採用。低い位置からでも、高い位置からでも、液晶を見て画像を確認しながら撮影できます。
上面部には、モードダイヤルに加えて、設定値を変更するためのコントロールダイヤルも搭載。気軽にモードを変更できるほか、設定値の調整も簡単に行えます。
フラッシュも内蔵しているので暗い環境で撮影したい場合にも安心。
前から見たところ。
片手で持っても手に収まる大きさ。
実際に持つとこんな感じ。本体が非常にコンパクトですが、グリップ部分がしっかり確保されているので、持ちやすいですね。しっかり、手に馴染む感じ。
あと最近搭載されることの多くなったWiFi機能ですが、もちろんα6000にも搭載されています。したがってα6000で撮影した画像をスマホ/タブレットに転送して、すぐにSNSにアップすることが可能。スマホのカメラでは撮影できない、高画質な写真、背景をぼかせた印象的な写真などをアップすることが可能になります。
またNFCも搭載しているため、NFC対応のスマホ/タブレットにワンタッチするだけで、画像・動画を転送できます。
以上、ソニーα6000に触ってみた感想でした。
まとめると次のとおり。
・APS-Cサイズセンサー、「BIONZ X」画像処理エンジンにより高画質な写真を撮影可能
・世界最速のAFを実現したファストハイブリッドAF機能を搭載
・最高約11コマ/秒の連写機能
・見やすい電子ビューファインダーを搭載
・コンパクトで持ちやすいボディ
・WiFi・NFCを搭載しており、スマホ/タブレットの連携が可能
うーん。すごくいい仕上がりですね。ほんと、あらゆる点がイケてる感じ。これは欲しくなるな~コンパクトな一眼カメラが欲しいけど、画質で妥協したくない人、AFの速いカメラが欲しい人なんかにオススメかな。
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